小 豆
乾物なので1年中出回っていますが、秋から初冬にかけて新豆が出回ります。日常の食卓にはあまり登場しにくい豆ですが、栄養的にもすぐれているので利用したい食品です。
栄養豊かな食品です。
小豆は、たんぱく質、食物繊維、ビタミンB1、カリウムを多く含んでいます。なかでも注目はサポニン。母乳の分泌を促し、便秘の解消にも効果があることがわかって脚光を浴びました。
扱い方のポイント
1 煮る前によく洗います。虫くいや浮いてくる豆をとり出しておきます。
2 小豆の色、形、風味を重視する料理の場合は長い間、吸水させません。吸水量が多くなると、腹割れの原因になるからです。腹が割れると小豆の色も外に出て、きれいな色に煮上がりません。同じような意味で、煮ている途中の差し水(びっくり水)も、小豆の形を珍重するお料理の場合はしません。
3 あんにする場合は一昼夜水に浸して吸水させますが、ひと晩浸水しても吸水しないものは不良品。また水に浸してすぐに浮かんでくるものは虫くいなので、とりのぞきます。
どんな料理が
おいしいの?
粒あんやこしあんにしていただくことがほとんどですが、冬至のときに食べると風邪をひかないとされる、かぼちゃとの「いとこ煮」などは、豆の形のまま食べる一品としてポピュラーです。また祝いごとに欠かせない赤飯にも、小豆はなくてはならない食材です。
その他、素朴な味の小豆がゆや、根菜類や昆布、たこなど、相性のよいものとの煮ものも、おいしくいただけます。